意見交換掲示板 2009年4月16日(木)01時30分

縫合糸に反応して様々な炎症を起こしてしまう子は確かに存在しますし、絹糸はその意味では問題が起こりやすい縫合糸と考えられています。

僕も、今では絹糸を犬や猫の避妊に使用することはしなくなりました。
ただし今でも、門脈シャントや動脈管開存症など、微妙な結紮性を必要とする場合には、症例によって使用する事もあります。

絹糸は結紮性が高く、ほどけ難いことから場合によっては第一選択になりえる縫合糸でもあります。
また縫合糸に対する反応は、どの様な糸を用いても起こり得る事です（反応の危険性に差はあります）ので、絹糸を選択する獣医師が一方的に悪いとは決められないと思います。

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