意見交換掲示板過去発言No.0000-200906-14
Re2:犬の白内障 |
投稿日 2009年6月5日(金)23時25分 投稿者 田口正行
白内障の進行を抑制する可能性がある内科的な治療法として、 ピレノキシン点眼、グルタチオン点眼、ファコリジン点眼、チオプロニン内服などがあります。 他に糖尿病性の白内障での治療薬もあるようです。 これらのうちで、しっかりと効果があるのは糖尿病性白内障に対するアルドースレダクターゼの阻害剤だけとされています。 ピレノキシン点眼は、白内障を罹患した水晶体では減少していることから、これを点眼して補充する事で、白内障の進行抑制を期待されている薬剤です。 ある程度の効果はあるようですので、使用される事は良いかも知れません。 ただし、プロキオン先生が言われているように過剰な期待はされない方が良いと思います。 また、白内障は老年性の水晶体核の硬化症との区別が必要ですが(治療の必要性を考える為)、しばしば混同されていますので、眼科の専門病院への紹介を依頼されても良いかも知れません。
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