意見交換掲示板過去発言No.0000-200908-21
Re:うさぎのノミ駆虫 |
投稿日 2009年8月12日(水)23時31分 投稿者 りんママ
ただの犬飼いですが、ノミやダニはこの時期活発になりますので悩みの種ですね。 投与をされて注意書きを読まれ、大変ご心配の事と思います。 うさぎさんの様子は、変わりありませんか? メーカーサイトでも、[使用上の注意]として、犬以外の動物には使用しないこと。特に猫及びウサギに使用しないこと。 について、製品Q&Aで使用できない理由について記載があります。 =============== Q:猫に投与できますか? A:猫に対する試験を実施していないため、猫における使用は認められていません。また、同様にウサギにおける使用もできません。 =============== と、あります。 個人的な感想ですが、猫さんやうさぎさんは毛繕いに熱心ですし、体も犬より遙かに柔らかいです。毛繕いの際に手についたものや舐めることで薬剤を誤飲してしまう可能性は否定できないのではないかと思います。 またこの製品(フェニルピラゾール系殺虫剤)は、犬を限定としたノミダニ駆虫剤で皮膚への滴下という使用指示が出ています。 犬への誤使用による経口投与を起因すると考えられる副作用について製造メーカーから下記の報告があります。 --------ここから引用----------- 海外で非常に低率(0.001%以下)に確認されております。重篤例は3症例で、うち2症例は死亡、残る1症例は24時間で回復、他の症例でも36時間以内に回復しております。症状としましては、筋肉振戦、運動失調、過流涎、呼吸促迫、痙攣、高熱、死亡、散瞳、知覚過敏、他です。弊社での予備安全性試験で臨床適用最大用量の0.5及び1倍量をビーグル犬に経口投与した結果、下痢が認められたのみで他の有害事象は認められなかった事、ラットでの28日間反復経口投与による亜急性毒性試験で高用量群において肝臓への影響を確認した事から、犬が本剤を経口摂取した場合非常に低頻度で本剤の薬理作用に起因する神経症状を主体とした副作用を認める可能性があり、一方肝臓への障害についてラットでは認められているため、犬で肝障害が発生する可能性はゼロではないものと考えます。 ---------引用ここまで----------- なぜ処方をされたのかは、掛かり付けの獣医さんに確認をされると良いと思います。 薬の場合、用法用量を守って投与をしても副作用が0%ということでもありませんので、メーカーが安全性に関して確立していないとあるのですから、使用しない事が良いでしょう。 いずれにしても、掛かり付けの獣医さんにはメーカーサイトに「うさぎに使用しないこと」の注意書きが掲載されている事を伝えられることが良いと思いますね。 もし、usagiさんの住宅環境が許すのであれば、この機会に外飼いから室内飼いにされるとノミダニの心配は遙かに少なくなると思います。
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