意見交換掲示板過去発言No.0000-200912-19
Re:声帯手術について |
投稿日 2009年12月13日(日)05時53分 投稿者 パールちゃん
先に意見の結論をいうと、声帯除去手術をすると飼いにくさはますますひどくなるでしょう。言いたいことがあるかぎり声の代わりになんらかの意思表示をします。いちばん考えられるのは、吠えるが暴れるに代わることです。吠えることで伝えようとしていたのにそれができなくなると、体全体を使うしかありません。サークルに入れているならサークルを壊す、つないでいるなら引きちぎる、フリーにしているなら物や人に当たり散らす、、、破壊的で手に負えない犬になるんじゃないかと思います。 声帯を除去しても音声を発するようになることもあります。声にならない声を息を吐きながら出すので、悲痛で苦しげで耳をふさぎたくなるような「音」を出します。無音になると思って飼い犬に声帯除去手術を受けさせた人から、こんなことならワンワン吠えているほうがマシだったと聞いたことがあります。その人は、悪魔の叫び声のような声(音)だと言っていました。ゼーゼー、ヒーヒー、その音はすさまじいと言っていました。 書かれた生い立ちを読むと、その犬はぬいぐるみ同然に前の人に飼われ、生き物としての喜びや幸せのない暮らしをしていたようですね。外の世界を知らなかったのですから不安の塊のまま育ってしまったようです。自分の気持ちを訴えても理解してくれる飼い主ではなかったんでしょう。わかってもらうには吠え続けなきゃ・・・が身についてしまっているようです。 音に敏感(不安・恐怖・警戒)はトラウマになるとなかなか抜けません。4年前に引き取られてからも今までずっとトラウマを引きずっていますね。そうさせてしまったのは対応を間違えたからだと思います。 怖いよ、いやだよ、どうしたらいいの? 飼い主にSOSを求めて必死に吠えているのに、そのたびに超音波やスプレーや振動、ますます不安が高まるいやなことが起こる。これはもう犬にとっては不安に不安を重ねる体罰の意味だったと思います。もっと吠えたくなるようなことを道具を使って次々としていた、もっと不安になれ、もっと吠えろと教えていたことになります。 解決方法は簡単です。吠えたら、大丈夫だよと抱きしめてあげることです。なにも怖くない、なにも心配いらない、大丈夫、ここにいれば安心、そうやって愛情を実感させてやれば吠えなくなります。 飼い主が困っている以上に犬自身は困っています。なんでわかってくれないの、怖いよ、誰か来たよ、なんか音がしたよ、怖いよと。吠えたら、犬の視線の先を見に行くふりをしたあと、大丈夫だよと笑いかけて緊張を解いてあげてください。信頼関係ができていれば吠えることはやめるでしょう。
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