＞虐待を正当化する人が出でくるのでは・・と思ってしまいました。

この判決の骨子は、周囲の意見に耳を貸すことなく孤立していたことにあると思います。さらに著名人であったので、一歩前にでる判決となったのではないかと思います。
正直な話、いくら罰金を課したところで、支払う事ができない人間に対してであれば、意味をなしません。
この判決があったからと言って、虐待を容認する根拠とはなりませんし、また、させてもいけないと思います。

よく、動物を器物とする法律に不満の声が聞かれますが、飼い主がいれば、その財産ということになりますから、器物損壊の罪に問いやすくなるという側面もあります。野良猫のままですと、法律による庇護が望み薄となってしまいます。
動物を虐待することそのものの罪を問いたいところなのですが、そうなると、「盗人にも三部の理」のことわざのとおり、釣りや漁業の事を持ち出されてしまいます。飼い主のいない魚を罠をかけて捕獲し、それを食べられる事を前提に売り渡していることになってしまいますよね。そして、私達も魚を食べている加害者ということになってしまいます。
それを許さないということの典型的な例が、日本の調査捕鯨に対するシーシェパードの抗議活動になると思います。行き過ぎるとかえって反発しかまねかないという見本です。

根本は、弱い動物を守ってあげたいという気持ちから始まっていることなのですが、どうしても人と人との問題になってしまいます。誰しもが納得のいく隙のない法律をつくることができるとよいのですが、容易にはいかないように考えます。
せめて、ローカルルールやマナーとしての取り決めが、その地域で作られるとよいのですが。

＞猫の親子は　あれから見つかっていません。

そうですか、それはとても残念なことですね。