意見交換掲示板過去発言No.0000-201006-29
Re:猫の膀胱炎、抗生物質の投与量 |
投稿日 2010年6月17日(木)12時39分 投稿者 プロキオン
たしかに、猫に摘要される薬用量としては、一般的でないようですが、「腎臓への負担が少ない」という理由で選択されているのであれば、同時にこの薬用量が適切なのか否かという理由も主治医に説明を受けていただいた方がよろしいかと思います。 私であれば、膀胱炎に対してであれば、アモキシシリンは選択しないでしょう。もっと尿路系に移行のよい抗生物質を選択します。「移行性が良い=負担が多い」ということではありませんが、あまり移行しない薬剤ということで選んだのであれば、それなりに薬用量は必要となります。これは、ちょうど写真を撮影するのと同じで、シャッタースピードとレンズの搾りの関係に似ています。片方を小さくすれば、もう片方の数値は大きくしないと写真が写りません。 慢性腎不全があってのことで、薬剤の選択と薬用量の決定がなされているのであれば、その適否は第三者には結果論以外には判断しかねるところです。 ですから、薬用量の如何という質問であれば、主治医の先生にお尋ねするのがよいかと思います。仮に、今の主治医の先生とお話がしにくいというようなことがあるのであれば、患者である猫を連れて、別の病院で診察を受けて、最初から治療をやりなおすということも一つの方法ではあります。 どちらにせよ、インターネットに頼ってしまっては駄目です。必ず、猫を診察して貰って、患者の容態に応じて判断してもらう必要があると思います。
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