意見交換掲示板過去発言No.0000-201006-36
Re:ウサギの避妊手術について |
投稿日 2010年6月22日(火)22時00分 投稿者 チーママ
ただのウサ飼いですが。 ウサギの麻酔のリスクについて、巷ではあれこれ言われておりますが、ウサギを良く診る獣医さんであれば、犬猫と同程度のリスクとお考えでよろしいかと思います。 少なくとも、我が家のかかりつけにおいては、はるか昔ならともかく、年齢に関わらず麻酔で落としたことはないと聞いております。 では何故ウサギの麻酔がとかく話題になるのかと言いますと、ウサギには禁忌の薬剤があったり、ウサギの麻酔管理が犬猫よりタイト(許容量が狭い)なので麻酔管理に技術がいるという話を、別の獣医さんから聞いたことがあります。 もう一つは、ウサギを定期健診などに連れて行く方もまだ少なく、元々が体調不良を隠す動物ですから、飼い主がウサギの不調に気がついた時には、かなり重篤な状態であり、麻酔のリスクも当然高くなっているという事が考えられます。 ですから、ウサギの経験が豊富な獣医さんであれば、よほどの年齢とギリギリの状態でもなければ、他の動物とリスクは同じ程度となるようです。 実際に、高齢で婦人科の病気で手術を受けるウサギさんも多いですし、それがみなダメということはありません。中にはよそでは助からないといわれたウサギさんが、8歳で腫瘍摘出手術をして、普通に回復した事例も知っています。 またウサギの皮膚は大変弱く、より技術が必要とも思っています。 つまりは獣医さんの経験次第という事になります。 となりますと、3〜5才のウサギさんで、なおかつ健康に問題がなく、ウサギの経験が豊富な獣医さんであれば、より若いウサギさんとリスクはさほど変わりはないとお考えになってよろしいかと思います。 ウサギの麻酔のリスクより、高齢のうさぎさんの婦人科のハイリスクの方が、確実です。 なお時期については、うさぎさんの健康状態もありますので、獣医さんとよくご相談になってみるとよろしいと思いますよ。
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