エキナセアは免疫力を高めるといわれている反面、ヒトにおいてのデータでは自己免疫疾患者にアナフィラキシー・ショック発現などの副作用が報告されています。ヨウムのふるさとではない北米原産の植物ですし、エキナセアの効能は根の部分から採れる成分が大半とされていますから、葉や花を食べさせようとお考えでしたら意味がないかもしれませんね。あと、エキナセアはキク科ですからアブラムシの食害がひどいと思います。アブラムシはほかの植物から菌やウィルスを運んでくるので、その点においても気になるところです。
タイムの主な成分には殺菌作用がありますからＰＢＦＤによる二次感染を防いだり軽くしたりは期待できると思います。ただし、ハーブとして知られている「タイムの香りでリラックス」は副交感神経に作用するからなので、リラックス＝脈拍がゆっくりになる・倦怠感を感じるという側面があるため、食べさせることによって元気がなくなったように見える可能性があります。具合が悪いのか、タイムの効能なのか、見極めがむずかしくなりそうです。それに、葉が小さいので食べるというよりかじって遊ぶくらいでしょうか。
どの植物も自家栽培の場合、土の成分の影響を強く受けますから、土作りから気をつける必要があると思います。安価な培養土は最近は汚泥のリサイクル品が多く、化学物質の残留もあります。「有機」という表示の土もどこまで本当の有機なのか基準はあいまいです。できることなら自身で堆肥作りをして、黒ビニール袋などで高温殺菌処理をした土で栽培するのがいいですね。なかなかそこまでできないなら、信頼のできる有機栽培の野菜や果物を通販から見つけるといいと思います。