獣医師広報板ニュース

意見交換掲示板過去発言No.0000-201103-16

Re:猫の口が閉まらない。
投稿日 2011年3月10日(木)12時02分 投稿者 プロキオン

MRIまでもっている高度医療を誇る動物病院の診療方針に一介の街医者が何か言うというのも憚られますが、まして診察もしておりませんし。

既往歴が口内炎ですから、痛みのある口腔に対して、さらに痛みを伴う処置を施したわけですから、食餌がとれなくなるということはある程度予想されうることではないかと思います。また、あと2点ほど、考えうる原因がありますが、こちらは診察していない段階では確たる根拠もありませんし、差し障りもありますので、今ここでは言及しません。
主治医の方で思い当たることがないのであれば、実際に診察できる他の病院を訪ねて意見を求めるのが近道ではないかと思います。
この場合、必ずしもより高度な医療が実施できる病院ということは意味しておりません。患者である猫の視点にたつことができる病院でということになりますが。

>口に関しては、どうなるかわからないと・・・
MRIも取りましたが、はっきりとした原因がわからないのです。
抗生剤を4日分、朝と昼に食事に混ぜて食べさせるようにと言われましたが、口が開きっぱなしの状態では食事を与えることも出来ません。
もちろん水も飲めません。
とにかく、様子をみるしかないとの事で、猫を家に連れて帰りました。


このような状態であれば、退院よりは入院していた方が良いように思いますが、退院は飼い主さんの意向なのでしょうか?


>家についてから、ウロウロと歩き出しますが、右回りにクルクルまわって歩きます。
それから2時間後、バタっと倒れ痙攣をはじめました。

脳炎が起きていて神経症状として発現した現象であれば、MRIの方で何らかの像が写っていてもよいように思います。まして、細菌が脳の方に影響を与えたと主治医が推測しているのであれば、猶の事のように考えられます。
今後のことを心配されるのであれば、もう一度確認されておいた方がよいかと思います。それで、まったく異常が確認できないようであれば、別の原因なのではないでしょうか?
脳炎や髄膜炎以外の原因である可能性も あるように思います。

また、記載内容からは、生かしておくためには、点滴チューブも胃婁チューブもというように さまざまなものが付けられなくてはならないのかもしれませんが、あまり悲観なさらずとも猫自身には原因がわかっていて、それを伝える事ができないでいるだけかもしれません。
栄養の補給は必要かもしれませんが、ターミナルケアーという段階でもないように私は受け取っているのですが。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:「ペット用品販売」「犬の快癒整体」OrangeCafe様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。