意見交換掲示板過去発言No.0000-201111-2
Re7:猫の肥満細胞腫について |
投稿日 2011年11月3日(木)11時04分 投稿者 プロキオン
>いろんな人に聞くと、「ほっておいて何もしなかったけど消えていた」というパターンも聞くので、切らないで済む方法はないのか・・と考えていましたが、かなりやっかいな病気であるということはわかりました 肥満細胞腫が、放置しておいて消えるということはありませんので、おそらく最初の診断に問題があったというか、確認せずに診断したということになるなるのではないでしょうか。これは、外観が似たような形態をとる別の疾患があるからです。 そちらですと、2〜3ヶ月くらい経過すると自然に消えていくということはあります。 結果がまったく異なるものですから、必ず、そこに出現している細胞を確認する必要があると思われます。 また、肥満細胞腫は、化学療法剤の摘要が少しばかり面倒な点がありますので、できるだけ早期に切除できるものはしてしまうというのが、望ましいと私は考えています。 切らずに済ませるものならと考えることは、飼い主さんにしても患者にしても、当然のことですので、そのように考えられることは、決しておかしなことではありません。 ただ、獣医師という職業人にしてみれば、肥満細胞腫の症例とは、いささかなりとも付き合いがあるわけでして、その経験からの意見もありますので、まるっきり無駄な意見ということにもならないと思います。
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