意見交換掲示板過去発言No.0000-201501-14
Re:うさぎの口内膿瘍 |
投稿日 2015年1月17日(土)02時12分 投稿者 チーママ
ただのウサ飼いですが。 患部のレントゲンは撮りましたか? もっともレントゲンだけでは、慣れた獣医でも「膿瘍か腫瘍か」の区別はできないと思いますが。ただどのくらいの範囲に病巣が広がっているかは分かると思います。 うさぎのこうした症状で一番多いのは、人間でいう歯槽膿漏で、歯根部分が化膿して、それがたまって膨らんでいるというケース。口内に潰瘍があるというので、一部は膿が出てきているかもしれませんが、全部排出できるほどではないという感じでしょうか。口がにおいませんか? 膿瘍になっている場合は、抗生物質を飲んでも患部に届きにくいと聞いています。なのでなかなか炎症が治まらないと思います。やはりできるなら切開する方が良いのですが、そこでレントゲンでどれくらいの範囲なのか、切開できる部位なのかの判定が必要かと思います。 膿がたまっている場合なら抜歯と言うケースもありますが、歯槽膿漏がかなり進行していますとあごの骨と一体化して抜歯が危険になることもあります。 腫瘍にしても膿瘍にしても、このケースでは投薬と強制給餌でしのげるものではないと感じます。 今回のケースですと、かなりウサギに慣れている先生でないと難しいと思います。 また強制給餌が続いているので、体力的にも危うくなってきます。 現状では、飼い主のできる範囲を超えているように思えます。 費用的には、これは病院にもよるでしょう。3万と言うところもあれば、入院して10万はかかるというところもあって、飼い主の悩むところです。ただし費用と獣医師の経験は比例しないと思っておりますので、まずはウサギの経験豊富な獣医師を、往復3時間の範囲に伸ばして探してみては?と思います。(私自身は、公共交通機関で往復2時間半かけています) うさぎの病院探しにお役立ちのサイトをリンクしておきますので、ご参考になさってください。 余談ですが、強制給餌は少し温めて与えてみてください。調子が悪い時は、冷たいより暖かいものの方が食べることが多いので。我が家の息子は11歳で奥歯がほとんど役立たなくなっているのもあって、常にペレットをお湯でふやかして練ったぐちゃまんまなのですが、暖かくないと食べてくれません(^^;; 特に冬場は、少々ほっかほっかでないとイヤだそうです。ですので、強制給餌の時は冷めにくいように35mlのシリンジを使っています。 心もとなくご心配で、飼い主の方が食欲減退で悩ましい日々が続いておられると思います。 どうか良い先生に巡り合えますよう、心からお祈り申し上げます。 |
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