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Re:初期の気管虚脱のコへの全身麻酔の頻度 |
投稿日 2023年5月12日(金)23時34分 投稿者 ムクムク e-mail: mukumuku★vets.ne.jp
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リンク先に麻酔の死亡率についてきじゅがありました。 ーーーーーーーーーー ワンちゃんの麻酔が原因で死亡してしまう割合は約0.17〜0.65%であると報告されており、特に手術が終わって3時間以内で一番多く発生していることが明らかになっています。 高い数値ではありませんが、人間での麻酔が原因で死亡してしまう割合(0.01〜0.05%)に比べると高い数値になっています。 https://www.ai-pet.com/blog/5426/#:~:text=%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93%E3%81%AE%E9%BA%BB%E9%85%94%E3%81%8C,%E6%95%B0%E5%80%A4%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82 ーーーーーーーーーー 1%なら100回に一回ですから、0.1%なら1000回に一回ということになります。 但し、記述の中にもあるように危険率に幅があります。 これは高齢や基礎疾患があれば危険率が上がることを意味しています。 そういう意味で、麻酔は一定の危険が伴います。 しかし、私たち獣医師はその危険率よりもメリットの方が、高いと判断した場合単回や数回の麻酔を行うことになります。 7歳の小型犬の飼い主の犬について危険率とメリットがどうかと言えば、主治医の先生はメリットが高いと考えられていると思われます。 でも犬は飼い主さんがオーナーです。 もし疑問があれば、セカンドオピニオンを受けられたらいかがかと思います。 歯科は獣医師の中でも専門性の高い科目です。 是非歯科に詳しい先生をお薦めすることになります。 以下は日本小動物歯科研究会のサイトです。 https://www.sadsj.jp/ 紹介してくれるかどうかわかりませんが、飼い主さんの地域の会員の紹介をお願いするのも手だと思います。
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