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40〜42年前の犬の殺処分方法について(関東地方) |
投稿日 2023年5月17日(水)15時29分 投稿者 Foxy e-mail: macaron_cat7★yahoo.co.jp
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この度は大変お世話になり、ありがとうございます。 獣医師の方にずっとお伺いさせていただきたいことがあり、書き込ませていただけましたら幸いに存じます。 また、質問がある際にこのように一般の者と獣医師の先生方とをつないで下さる場を設けて下さり、お礼申し上げます。 さて。 かなり古い話になり恐縮でございますが… 今から42〜40年程前の「犬の殺処分方法」につきまして、情報・経験をお持ちの方がいらっしゃいましたら、お教えいただけましたら誠に有難く、よろしくお願い申し上げます。 〇関東地方・S県南部 T市 〇中型犬・成犬・雌1〜2歳 …ずっと40年以上、苦しんでいることがあるのですが… こどもの頃、父親に「殺処分希望」で愛犬を保健所に連れて行かれました… 学校から帰宅すると、ちょうど愛犬が車の荷台に乗せられたところで「これから保健所に行ってくる」「殺してもらう」「吠えてうるさいから殺してもらう」と… 鬼畜です… その子は、二晩にわたり酔っ払いか不審者が棒で犬小屋を壊し、あの子を殴ろうとしたので大きな声で吠えて、危険を知らせたのです。吠えるのも当然です。 泣いて頼みましたが、聞き入れてくれず、荷台に乗せられた愛犬は号泣している私を見上げて、「どこに行くのかわからないけど、だいじょうぶだよ。しんぱいしないで。すぐ帰ってくるから」と安心させるかのように、にこっと笑って、私をなぐさめるかのような仕種で、うなづいてくれました… 父は無情に、冷酷というより残酷な表情で車に乗り、そのまま去っていきました。 必死に愛犬の名を呼んで、号泣しながら追いかけたけれども、子供の足ではすぐ引き離されて… それきりでした… 最後に追いかける私を振り向いて見つめた時の、「だいじょうぶだよ、泣かないで」と安心させるような表情が今でも忘れられず、つらくて苦しくてたまりません… 私には、妹でした… 当時のこどもには、「親には絶対服従」で「逆らってはいけない」「親が黒といったら、白のものでも黒」で、現代なら児童虐待に当たるようなことも「躾」と称されていました。 当然、親に逆らえるはずもなく、親への子の発言権などなく…。 小学生の私にはパソコンやスマホのない時代、電話も黒電話の時代に、保健所の場所も電話番号も知りようもなく、あてどもなく探すこともできず、 何日も頭が痛くなるほど号泣しては「うるさい!いつまで泣いているんだ!」と怒鳴られ、それでも泣き続け… ある日を境にぴたりと泣くのをやめました… 今にして思えば、PTSDか離人症のような症状でした。 小学生だった私は、それきり犬の姿をした妹への思いにぎゅーぎゅーに蓋をして、その蓋を開けないようにして生きてきました… 犬のこと自体を考えるのを自分に禁じ、道で犬に会っても別の方を見て、見ないようにして、犬嫌いだと言い聞かせて大人になりました… …40代になり、捨て猫された赤ちゃん猫を父親と大喧嘩をして(流石に毒親の言いなりになる時代でも年代でもなくなりましたので)保護し、闘病の末、足が不自由なその子が4歳半で亡くなるまで「わが子」のように一緒に暮らし、その子が180度、考え方・価値観を変えてくれました… どんな姿になろうと、どんないのちでも、その子がその子だから尊いのだと、猫の姿をした愛娘に教えられました そうして、共通する言葉がないからこそ、その子が何を求めているか、どんな思いでいるかを汲み取ること、苦しみも一緒に分かち合いたいと思うようになりました 毎日、猫の愛娘のためにお経を唱えると、次に世界中の動物たち(畜産動物、野生動物)そして、あの時、殺処分に連れて行かれた愛犬のために手を合わせてお経を唱えるのを日課とするようになりました 家族ならば、「亡くなる時、あの子がどのような目に遭ったか」「どんな苦しい思いをしたのか」を知りたいと思うのも当然かと存じます… 知るのはとても苦しいことで、また苦しまなければならないかも知れません でも、あの子のために苦しむのも私の義務だと思います。 あの子がどんな最期を迎えたのか、どんなに「迎えに来てほしい」という思いで、私を信じて扉を見つめ続けていたのかを思うと、どうしても知らなければならないと思います (家族の中で、動物をかわいがっていたのは私だけでしたから…あの子は、私だけを信じて待っていたと思います…) もしご存じの先生方がいらっしゃいましたら、どうか教えて下さいませんでしょうか? あの頃の犬の殺処分は、どのような方法がとられていたのでしょうか? 撲殺だったのでは?毒餌を食べさせられたのか?毒ガスだったのか?… 調べても、当時の殺処分自体の情報が少なく(地域によっては、昭和50年代の犬猫の殺処分についての文書が1部だけネットで見つかりましたが)あの子の苦しみをわかってあげることができません 私は知りたいのです、あの子がどんな苦しみを味わって亡くなったのかを どんな悲しくつらい思いで、「自分は家族に捨てられたのだ」という思いで亡くなったかを、私は知らなければならないのです あの子と同じ気持ちを噛み締めたいのです それがあの子に対する償いだと思っています 私は現在、死ぬまで治らない病に罹っており、せめてあの子の供養をしてから死にたいと思っています どうかあの子の声に耳を傾けさせて下さい どうかよろしくお願い申し上げます
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