ペットロス(メモリアル ルーム)掲示板過去発言No.0100-200012-10
ジョンへの手紙 |
投稿日 2000年6月6日(火)23時03分 投稿者 rieco
ジョン。こうして文章に書くのははじめてだな。ずっとかわいがっていたコロが亡くなって、絶対に獣医になるぞ!・・・とおもいつつ、新しく犬を飼う予定もなく、お隣のシロを散歩に連れて行っていたあの日、ジョンと私は出会ったんだよね。 なんだか、ちょっと目がコロに似ていて、友達になりたいなって思ったんだ。そしたら、次の日、うちの前の空き地で座ってたんだよね。両親を必死で説得して、家で飼うことになったんだけど、それまで自由だったあなたを鎖でつなぐことにも、すごく抵抗があったんだよ。どちらが正しいのか、本気で悩んだよ。だけど、放し飼いは出来ないので、きちんと家にいてもらうことにしました。ジョンは、絶対に家ではトイレを我慢してたよね。ジョンなりの遠慮があったのかな。大人になってから家に来たし、最後まで家の父親にはなつかなかった。 腎臓が悪くなって、病気が進むにつれて私の部屋で過ごすようになって、いつも私のベッドの布団にすわって丸まって眠ってたよね。 ジョンとお別れしたあの日は、もう、ベッドに登れなくなって、私が自分の布団をベッドから下ろして床でねたら、うれしそうに布団に上ってきたよね。今でも、あのときのジョンの顔、覚えてるよ。 悔いのないようにしようと、最期まで一緒についていようと決めたんだけど、一緒にいられてよかった。ジョンの人生がそれでよかったのかな?・・・と考えたりもしたけど、私はジョンにすごく助けられたし、勇気もたくさんもらった。小学生から大学2年まで、9年間にわたって、素敵なパートナーだったよ、ジョンは。 そういえば、今実家にいるコタはジョンが苦手だったお父さんに一番なついてるよ。お父さんもずいぶん人間丸くなったよ。 今では、私も一児の母となりました。子供もとってもかわいいけど、いつでも心の中にジョンの場所はあるよ。 またいつか、あいましょう・・・。 |
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