ムック、こんにちは。
君が天国へ行って、はや2ヶ月。
天国で、友達は出来ましたか？
君は、犬のくせに人見知りならぬ犬見知りだったので少し心配です。
私は、いま君の写真を手帳に入れて、就職活動をがんばっているよ。
日に一度は、君を思い出します。
何より、最後の時会えなかったことが心残りです。
最後に私と会ったとき、君は、寝起きで、少し機嫌が悪かったね。
振り返ってみると、ムックがいた16年間、あっという間だったと感じる反面、色々な思い出がよみがえる。
君が来たのは、私が小学3年生の時。一人っ子の私は、まるで子分が出来たように感じました。
でも、実際の親分は、君で、私は、子分だったよね。
君は、小さい時体が弱くて、お母さんが付きっきりだったね。今だから言えるけど、実は、私、そんな君に焼もちを焼いて、母からしかられた事があったんだよ。
小学校の時は、私の友達ともたくさん遊んだね。そして、中学の時は、遅刻するからと、君にエサもあげずに、学校へ行ったことがありました。あの時は、ごめんね。
高校の時、人間関係や受験で、悩んでいた私をいつもと変わらぬ態度で接してくれたね。そして、大学の時、下宿したこともあり、たまにしか会えなかったけど、会った時は、いつも飛び掛ってきてくれて、とてもうれしかった。
小学、中学、高校、大学、は、卒業の時、いつも記念に君と二人だけの写真を撮ったね。これは、数ある写真の中で、一番気に入っています。でも、大学院の君との卒業記念写真がもう取れなくなってしまったことが、とても残念です。
亡くなった時、お父さんから「ムックが、お前を育てた部分は、とても大きいのだよ。」と言われたよ。ほんとにそうだよね。今、この言葉が、とても胸に響いています。
ムック、私を育ててくれて、そして、家族にたくさんの思い出を、本当に、本当にありがとう！
内定もらったら、きれいな花をたくさん持って、報告に行くからね。楽しみにしててね。
では、またね