チロ、君と出逢ったのはママが小学２年生のころだったね。大雨の夜にダンボール箱に入れられて川に流されていたのをママは川に飛び込んで助けた。
君が天国に召されてから早くも１３年かぁ…君はママにしか懐かなかったよね。学校に行く時もどこに行く時も鳴いてはママの後を追いかけてきた真っ黒な姿を今でも思い出すよ。忘れもしない７月２３日…君はトラックに跳ねられて綺麗な片目を失った。
残った片目でママの姿を見てくれていたのかい…？
ごめんね守ってあげられなくて…
君の片目に映ったママは化粧を覚え、少しずつ少しずつ派手になって行ったよね？少しずつ少しずつ家にも帰らなくなってしまっていたよね？君を抱き締める回数さえも減って…。ママが友達の家から帰って来たら君はママの部屋で冷たくなっていたね…。
ママは冷たくなった君を抱きしめて泣きじゃくった。君の真っ黒な毛がビショビショになるくらいに泣きじゃくった…。もう二度と会えないけれど、ママは君を忘れない。
たった一枚しか残ってない君の写真はママの永遠の宝物だよ。 愛するチロ…
今までもこれからもずっとずっとママの大切な可愛い娘だよ…。君と出逢えたことに心から『ありがとう』！！