ペットロス(メモリアル ルーム)掲示板過去発言No.0100-200812-31
愛犬グレーの旅立ちと共に分かったこと |
投稿日 2008年6月11日(水)23時57分 投稿者 猫夜叉
私は卒業と同時に大阪へ渡り、2年前大阪の職場を鬱状態で辞め、その後今まで就職できていません。地元で母に養ってもらってます。(私の貯金は全て母に渡しました) 今思うと、この2年前の辞職とその後の不採用の連続は、神から与えられたものだったと思っています。 学生時は寮住まいでかまってやれず大阪へ渡り、その間、飼い主として過ちを省み少しは成長し帰ってきた。 鬱っぽい自分が歩みだせたのも、彼の夜鳴きから始まった、彼とのコミュニケーションからでした。 彼の夜鳴きの原因を見つけ出したのは私だけでした。以後、彼は私を一番信頼してくれました。 かまってやれなかった過去の分まで、毎日散歩したり遊んでやれました。 この2年間が、彼にとって一番だったのではないかと思っています。 今日、ひとりで彼との軌跡をふり返るべく散歩しました。その道中、私の顔をよく見ていた方2人が『今日は犬どうしたん?』とそれぞれ訪ねられました。 私はただ『この前亡くなったんです』とだけ答えました。 すると、会った場所も時間も違いますが、お二方とも『かわいそうにね〜』と返されました。 私は違和感を覚えました。それはご愁傷様という言葉と同様なのでしょうけれど..... 今の私なら、同じ状況に巡り会ったらこうは答えないです。 確かに『かわいそう』な日々もあったかもしれない。しかし彼は最期に向かう数年を幸せに過ごせたはず。 私は彼に『かわいそうな事をした』とは思いません。 母は『保健所行きよりマシやったからこらえてな』と声をかけていました。 これは自分への慰めでしかない、と私は強く感じました。 私達が引き取った瞬間から、その運命は変わり、私達には彼の幸せな人生を手助けする責務があったはずですから。 私は少なくとも、病気からは守ってやれなくとも、彼の幸せを少しは手助け出来たと思っています。 彼が私を信頼している、だから私は彼との日々を悔やむことで、空の上の彼を悲しませたり、裏切ってはならない。 私は彼から大切な事を学び、心に刻みました。 彼には感謝の気持ちでいっぱいです。 今度は私が幸せになって、彼を安心させられるよう、今、また求職活動中です。 彼がきっと導いてくれると信じています。
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