チャビーと名づけた通り、どんぐり眼にまるまるとして可愛らしかった子供の頃。

なかなか一人餌にならなくて、お兄ちゃん、お姉ちゃんが自立した後もずいぶん長い間ギャーギャーと挿餌をねだっていた甘えん坊だったね。



生後1ヶ月の頃には一緒にラスベガス旅行にも行ったね。

こっそりホテルに運んだのに、遊びたくて遊びたくてはしゃいでたね。



成長してからは、鮮やかな黄色のフェイスカラーと、頭の後ろに白く混じった毛、そしてグレーのボディカラーが最もきれいなコントラストで本当に美しい子だったね。

やんちゃでいたずら好きでいつもベティの毛を抜いて怒られてたね。

でも、ちょっと臆病で、新しいおもちゃを見つけてもすぐには近づけなくて、お兄ちゃんのぴっぴが遊び始めてやっと怖くなくなるんだよね。

ぴっぴとは仲良しで、いつも毛繕いし合ってたね。



愛しい愛しいチャビーちゃん、ごめんね、苦しかったよね。

2週間よくがんばったね。

パパやママ、兄弟達から遠く離れた病院でさみしかったね。

まるまるしていたからチャビーだったのに、どんどんやせて小さな体がもっと軽く小さくなっていきながら、一生懸命戦ったね。

パーチに止まっていられないほど、呼吸が苦しくて、具合が悪いのに、まだ先生の指輪で遊んだり、やんちゃだったね。

ママがちょっと部屋を離れると、ピィと小さな声で鳴いたね。いつものようなピーッという強い泣き声ではなく、かぼそい不安そうな声で。

病院に連れて行った３回は、車窓からいろんなものを見たね。肩にとまって、ゆれる車の中で一生懸命バランスをとりながら、興味深げに景色を見ていたね。

あれが最後のお別れになっちゃうなんて思いもしなかったよ。



パパとママがちゃんといい環境を整えてあげていなかったから、あなたの小さな命を奪ってしまったね。

あなたのことを心から愛していたけど、うちの子になって幸せであって欲しかったけど、パパとママのだらしなさが罪のないあなたの命を奪ってしまった。

ただかわいいかわいいでちゃんと考えてあげていなかったから。

羽を切るのもそんなかわいそうなことできないと思った。

ケージの外で飛び回って自由に遊ぶのがあなたたちにとって幸せと思った。

忙しさにかまけて、住環境をきれいにしてあげなかった。

全部パパとママに飼い主としても自覚が足りな過ぎたせい。



３年にも満たない、たった２年と９ヶ月。

うちの子になってこの世に生きた２年と９ヶ月は楽しかった？

2005年10月末、卵から孵ったあなたたちをずっと見守ってきた。

元気に生まれてきたのに。

すくすくと育ってきたのに。

このまま10年とか一緒に生きていくと思っていたのに。



ほんとうにごめんね。

ごめんねしか言えないよ・・・・・・。


これでお別れなんて思いたくない。

あなたの体は今も鮮やかでやわらかい羽毛に包まれて、今にも動き出しそうなのに。





ひとつだけお願い。



今度また新しい家族ができるときに生まれ変わって来て。

そして、またうちの子になって。

そのときはちゃんとあなたが教えてくれた教訓を生かして、ちゃんとした環境を作るよ。



だから、また一緒に暮らそうね。

いっぱい一緒に遊ぼうね。





今は少しゆっくりおやすみなさい。



また会える日まで・・・・・・。