ペットロス(メモリアル ルーム)掲示板過去発言No.0100-200912-3
琴乃、ごめんね。 |
投稿日 2009年1月10日(土)22時11分 投稿者 琴乃の母
夏以降、私自身が卵巣脳腫と子宮内膜症の手術で不在が続いて、琴乃の異変に気付いてあげられなかっね。 思えば食が進まなくなったり、冷たい床にひっくり返って寝転がっていたのに、年か夏バテのせいと深く気にもしなかった10月。 11月には姪の結婚式に振り回され、結局12月の後半に肉球が腫れあがり困った顔をしながら足を上げているのを見て慌てて病院に行ったんだよね。 病院でも原因が掴めず過ごした年の瀬は辛かったろうに。 年が明けてすぐに点滴に通い始めたけれど、食欲もみるみるうちになくなってしまって、昨日、病院へ行く前には呼吸も荒く、水くらいしか飲めなくなってた。 エコーで初めて心疾患が見つかるなんて。 もっと早くにどうして!って今更ながら悔しくてたまらないんだよ。 時間を戻せるものなら3ヶ月前に戻したいよ。 自分から進んで入るキャリーも昨日は入りたがらなかったよね。 もう琴には分かってたんだね。 私もそうかもしれないと何処かで思いながら、先生が「まだできることはあると思う」の声にすがる思いで、酸素室での入院治療をお願いしてしまった。 ごめんね。 辛い思いをさせて。 静かに逝きたかったかったんだよね。 今朝も夕方も、酸素室に入っているのに息が上がっているのを見て、かわいそうなことをしてしまったと後悔したよ。 酸素室から二度と出られないばかりか、出れば突如として息が出来なくなって死に至る。 そう分かっていたのに。 入院させずに連れて帰るべきだった。 殺風景な病院の酸素室で死を待たせるには忍びなくて。 30分ほどの家までの道中、息が苦しくて何度ももがいて「苦しい」と呻いた声は生涯忘れない。 胸の奥底に刻んだよ。 力なく、家に到着する寸前に私の腕の中で静かに息を引き取った琴乃。 私の愛した子。 私の同士。 保証人となって多額の借金を背負ったときも、人間関係で苦境に立たされたときも、仕事に疲れて欝病になったときも、琴乃はいつもそばにいて「大丈夫だよ」と見守っていてくれたから今日まで私は生きてこられたんだよ。 これから誰に心の内を話したらいいの? お皿だって、何だって、姿は無いのに・・・つい琴乃の分も勘定に入っているんだよ。 琴乃の姿をいつしか探してるんだよね。 ふと居ない事に気付くと心が痛い。 心が軋む。 涙が勝手に溢れてきて心が震える。 琴乃。 琴乃は11年間、幸せだったのかな? 出来の悪いママで本当にごめんね。 今度生まれてくるのなら、もしも琴が望むなら、もう一度私と一緒に暮らせないのかな。 琴乃。 本当に猫だなんて思えないくらい聞き分けの良い子だったね。 本当にごめんね。 何もしてあげられなくてごめんね。
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