先日の十勝沖地震で、私の住んでいる浦河町は震度六弱が二回、その他体に感じる余震も小さなものを含めて百回近く続き、夜も服を着て寝る毎日でした。うちの愛犬はその日いつもと様子が違い、夜中三時頃にぎゃんぎゃんほえまくって、いつもは放っておけば諦めて鳴き止むのに、あの日に限っては狂ったように吠え続けていました。しょうがないので寝室に連れていきあやして抱いて寝たわずか１時間後の大地震。私はとっさに愛犬に覆いかぶり、あまりの揺れに部屋の中を動き回るベッドにしがみついていました。ゆれがおさまりリビングを見ると夫は食器棚をおさえに行ったらしく逆に倒れてきて下敷きになっていました(汗)愛犬がいつも寝ているサークルは吹っ飛んできたテレビに押しつぶされてぺちゃんこになっていてぞっとしました。こいつ…地震予知犬か？と思う間もなく、夫に愛犬を預けて患者さんを助けるために職場へ走りました。(私は看護師です)気付いたら靴下の色が違ってたくらいにして(笑)今だから笑えますが本当にあの時は悪夢でした。皆さん、大切なペットの災害対策は普段からしっかりしたほうがいいですよ、本当に。今回は偶然が重なりうちの犬は助かりましたが、何しろ地震の多い地域ですので、またいつ大地震がくるかわかりません。普段からの備えと起きてしまったあとの対策、少し考えてみてください。ちなみに私の場合実家の被害が比較的少なかったため、一週間愛犬を預けることができました。何かあったときの愛犬の避難先もちゃんと確保しておきましょうね。長くなりましたが実際に地震災害を体験して皆さんにも参考にしていただきたく書かせていただきました。失礼します。