こちらの掲示板に１度に二人の方が訪れて下さるのは珍しいですね！

災害で、一番重要な事は、まず飼い主さん自身が助かる事です。動物達の事は
その次になります。
飼い主さんが助かって、避難所においてどうのように周囲の被災者に方達に理
解していただくかという段取りになります。
＃　神戸の時には、雲仙の経験があったので、被災者の方達の反感をかわない
　　ように配慮することができたそうです。

やはり、周囲に迷惑をかけないことが前提であって、基本的な躾やペットキャ
リー等におとなしく入っていることができる必要があると思います。
そして、個体識別と迷子防止の名札です。避妊や去勢が済んでいない子がいる
とトラブルの元となります。同じようにワクチンや蚤の駆除も大切なことです。
こうして、考えてみると、これらは何も災害のときだけでなく、常日頃から大
切ことと一致している事に気がつきます。

避難所では、これらの他に排泄物の処置とその臭気対策が必要となります。こ
ちらは、肩を寄せあう狭い空間になるので、ことさら重要と言えます。ペット
シーツ、消臭剤、蓋がキチンとしまる密閉容器などです。
また、環境の変化から下痢をする子も出てきますので、可能であれば事前に整
腸剤等も用意しておくことも良いと思います。
冬であれば、防寒対策として「使い捨てカイロ」があっても良いでしょうし、
抜け毛を嫌がる方もおられるでしょうから、ガムテープの１巻があってもよい
と思います。
餌は、缶詰めのだけでなく、ドライフードも食べるように慣れさせておく方が
よいでしょう。

さて、ハムスターとスナネズミですが、こちらはいざという時にはいっしょに
屋外への避難は困難でしょう。
事後に回収できるような場所や方法を検討しておく必要があります。また、避
難所へボランティア団体から配給される餌も、ちょっと期待できませんので、
餌も自身で取りだせる所へ備蓄しておく必要があります。
水やキッチンペーパーの用意があるのであれば、ケージや水槽を包む毛布のよ
うなものが必要ですね。（避難所のものを使用すると反発を買うことも考えら
れますので）
ただ、排泄物については犬猫の飼い主さん程は悩まなくても済みそうです。

ネームタグ、迷子札は、本人が気にしない大きさであればよいと考えています
。その分、少し見にくくなりますが、本人がこれを嫌って取ってしまうようで
あれば、役をしません。
短期間であれば、首輪自体に書き込んでしまってもよいわけですから。ＭＩＫ
Ｉさんの言われているのは、首輪につけるプレート状のもののことですよね。
じゃまにならない形状なのでよいのではないでしょうか。
猫にしても犬にしても、タグだけでは落としてしまう可能性もありますので、
顔と体の特徴を正面から写した写真をバックアップ用に撮影しておくと、さら
に良いと考えます。