本格的な台風シーズンになりました。
台風は、日本全国どこでも影響が起こり得る最も身近な自然災害といえますね。
外飼いの動物がダメージを受けないように、ぜひ対策をしてあげてほしいと思います。

我が愛犬ダイは台風によって死にかけた経験があります。
ダイは元々は、我が家の近所の、夜は無人になる会社の犬で、
吹きっさらしの場所にある片屋根の納屋につながれていました。
3年前、超大型台風が接近してきた日、あまりにもすごい雨と風のため、
私はダイの様子こっそり見に行きました。
すでにそこは大雨によって浸水し、ダイは足の高さの半分まできている水の中に立ち尽くしていました。
このままでは危険と思い、ダイを我が家に一時避難させました。
その晩、雨は降り続き、猛烈な風が吹き荒れました。
台風が去った翌朝、ダイを返しに行くと・・・
ダイがつながれていた納屋は強風によってバラバラに崩壊していました。
もし、そのままそこにいたら、崩れた材木の下敷きになって死んでいたでしょう。
もうこんなところには置いておけない、そう思った私は、
「犬を引き取らせてください」とその会社に申し出て、ダイをうちの子にしました。

台風の雨と風を甘く見てはいけないことを実感しました。
物が壊れたり飛んできたり、みるみる浸水したり、まさかと思うようなことが現実になります。
「大丈夫だろう」と楽観してはいけないと思います。
「まさか」を想像して、それに備えて、大切な命を守ってあげるのは人間の責任だと思います。