災害と動物掲示板過去発言No.0700-200412-57
補足になりますが、 |
投稿日 2004年11月1日(月)18時44分 投稿者 プロキオン
闘牛の起原は、「神事」に由来します。これは何も闘牛だけでなく、相撲 も、そうですよね。 人間の目に写らない神様が、人や動物の姿を借りて、豊穣を占いますし、 人々はそれに願いを託します。 したがって、牛を傷つけることが目的ではありませんし、牛の足について いる引き綱も怪我を負わせない時点で牛達を分けるためです。勢子達も囃 したてるだけでなく、牛をわけるために傍についています。 由来はともかくとして、それぞれの地区の盛衰を祈ってのお祭り・神事と いえます。牛を傷つけておもしろがるという主旨のものではありません。 このことにおいて、誤解されませんように。 山古志村にいる牛の多くは、畜産業の一環として飼育されているのが、そ の多くの姿です。この点においては、日本中の他の土地で飼育されている 牛達となんらかわりはありません。 「闘牛」という言葉だけで、実態を別のものとして受け取られると、話が 混乱します。 産業動物である牛と伴侶動物である犬や猫を同列に扱うことは、地震災害 の渦中においては、適当ではないと思います。 阪神淡路の震災の時には、人間の生命も「トリアージ」の対象となりまし た。このことを忘れてはならないはずです。 |
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