災害と動物掲示板過去発言No.0700-200712-11
全島民避難の伊豆大島噴火から20年 |
投稿日 2006年11月22日(水)02時48分 投稿者 パール@ペット防災ネットワーク
昨日11月21日は、全島民が島外へ避難した大島噴火から20年目の日でした。 昭和61年(1986年)、4月・群発地震が始まる、7月・微動が始まる、11月21日・噴気が始まる、15日・噴火が始まる、21日14時・激しい地震が始まる、16時15分頃・割れ目噴火が始まり溶岩流が人家へ迫る、夜・全島民が島外へ避難。帰島まで約1ヶ月。 当初、島外へ避難する住民は犬や猫などのペットを連れていました。ところがその様子が報道されると視聴者のなかから「この非常時に犬猫連れとはとんでもないこと」と非難の声が出ました。一部のマスコミはそれに同調してペット連れの避難を疑問視する論調を展開しました。その結果、行政は混乱を避けるため、避難にはペットを同行させない方針を打ち出さざるをえなくなりました。 実数はわかっていませんが多くのペットが島に残されました。住民からの要望で自衛隊が空から餌をまくなどの活動をしましたが、飢えを満たす量が届いたとはいえません。 安全宣言が出され住民が帰島するまで約1ヶ月間、飼い主を待ち続けたペットたち。日本の自然災害史にペットの問題がクローズアップされたのは、昭和61年伊豆大島噴火が最初のことです。 20年後の今、災害時にペットも守るための取り組みが自治体ごとに少しずつ始まっています。20年かかってやっと、「ペットは置いておけ」から「ペットも連れていこう」になりつつあります。それは、過去の災害で犠牲になったペットたちがもたらしてくれた教訓、災害でペットを失った飼い主さんたちのこんな悲しみはなくしたいという想いの結集です。 災害時にペットはどう守られるのか・・・みなさんの住むまちはどうなっていますか? 災害時にペットをどう守るのか・・・みなさんはどうしていますか?
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