獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-199908-19

たまさん、やよさん>
投稿日 1999年8月10日(火)14時29分 楓@末広町

たまさん、やよさん、はじめまして。私もエキスパートでも専門家でもありません。ただ生まれてからずっと生活の中に犬がいました。だから・・・というわけではないですが少しだけ書かせてもらいますね。
たまさんのプレリードッグは、本当に災難でしたね。としか言いようがない・・・
ノーリードの犬を公園で散歩させているなど、言語道断です。犬との生活が長くて、犬にはなれているはずの私でさえ、よその犬ははっきり言って怖いです。飼い主さんにとっては大事な家族でも犬は犬です。飼い主さんは勘違いしては困るのです。犬が従順なのはその飼い主さんにだけで、その飼い主さんにだって興奮すれば牙をむくことがあるんですから・・・。いいように解釈すれば犬を放していたご婦人もあまりのことにびっくり仰天でとにかく自分の犬を押させることに精一杯で、あなたのプレリードッグにまで気が回らなかったのでしょうが、そもそも、子供もいる公園で鎖をつけずに犬を放していた方が悪いのです。どうしても気が済まない、と思われるならもう一度公園へ行ってその飼い主さんを捜してきちんと話し合いをもたれた方がよいでしょうね。
でもとにかく大けがにならなくてよかったですね。お大事にしてあげてくださいね。

やよさん>やよさんの悩みや悲しみが深いだけになんとコメントしたらよいのやら・・・
saito先生も書いてくださっているように何か方法はあると思います。
ただ・・・私が感じたことは・・・その犬はやよさんが相手をすれば暴れも咬みもしなかったんですね。その犬が哀れでなりません。やよさんの事情はわかります。今はその犬を引き取ることができないのも・・・。
でも犬の立場になって考えてあげてください。あなたが訓練し、あなたが世話をし、その犬の世界はすべてあなたが中心だったんです。いくらあなたのご両親があなたと同じように餌を与え、散歩に連れていったとしても犬にはわからないのです。大好きな大好きな飼い主がいなくなった。今まで通りの生活があったとしても犬に必要なのはあなただけなのですから・・・
今更体罰や訓練で強制できるものではないと思います。
その犬に必要なのは本当に自分に心を開いてくれて、我慢強く待ってくれる新しい飼い主かもしれません。
きついことを書かせてもらいます。獣医さんに連絡して、処置をすればあなたは満足できますか?あなたにも一生消えない傷が残りますよ。大変失礼な書き方だけど、ご実家のご両親ではその犬の本当の飼い主にはなれないのではないかなぁ〜。最後の決断は本当にできることを可能性のあることをすべてやり尽くしてからでも遅くないでしょう?
世の中には奇特な方がいらっしゃるかもしれません。咬み犬でも自分の愛情で素直な優しい犬に変身させていらっしゃる方の話を聞くこともあります。もしできることなら、何とかそういう方を探してみることはできませんか?あなたのご自分の責任を放棄する前に・・・すいません、えらそうなことをいっぱい書きました。ごめんなさい。

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