獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-199910-70

Suzukaさんへ
投稿日 1999年10月20日(水)14時15分 mon

避妊・去勢後の寿命がのびるということに
関しての資料ですが、アメリカでの統計資料
で、残念ながら詳しい日本での翻訳はされてません。
ですが
オスの場合(犬・猫)去勢によって
☆前立腺の病気☆ 精巣の腫瘍☆ 肛門周辺の腫瘍
☆会陰ヘルニア☆老齢期のホルモン病
☆発情による家出、ケンカによる感染症、
事故などを予防できます。

メス(犬・猫)
☆子宮蓄膿症 ☆卵巣腫瘍 ☆乳腺腫瘍
☆子宮筋腫☆子宮癌☆鼠径ヘルニア
☆老齢期におけるホルモン病(糖尿病など)
☆発情期にオスと接触しなければいい、と
言うかたがいますが、交尾もさせないのに
発情を繰り返していると子宮の病気になる
確率が高くなります。うちにいた猫もそれで
子宮を摘出しました。

☆未手術のメス、または3回以上発情を経験した
犬と手術した子を比較すると乳腺腫瘍の発生危険率は
発情する前に手術した場合=1/200
2回目の発情前の場合=1/12.5
3回目の発情前の場合=1/8
と、早い時期の手術が効果があることが
わかっています。
「子供を一回産ませれば長生きするよ」というのも
あてになりません。

資料にならなくてすみません。



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