イヌ掲示板過去発言No.1100-200007-6
先天性白内障について |
投稿日 2000年7月6日(木)11時21分 Suzuka
開眼時から、水晶体が混濁しているような先天性早発型の白内障では、眼球 全体の発育不全を呈していることが多いのですが、御愛犬は通常より眼球が 小さいと指摘されませんでしたか? (逆に虹彩が水晶体に顕著に癒着しているようなケースでは房水の排出経路 が閉ざされるため眼球が突出していることもあります。いずれにしても眼球 の大きさが正常とは異なることが多いです) 水晶体の混濁自体は、手術(混濁した水晶体の摘出、必要があれば眼内レン ズの挿入)によって解決できますが、眼球自体の発育が悪い場合には手術を して水晶体の混濁をとっても視力の回復につながらないことが多いです。 大学レベルの大きな病院で、御愛犬の現在の残存視機能(手術によって視力の 回復がのぞめるかどうか)について早めに調べてもらうことをお勧めします。 |
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