未だに語りぐさになっていることがあります（語りぐさばかり？）。

犬が仰向けで寝ることもあると知らないどころか、犬は人間と同じ物を
食べると思っていたので、最初の頃は、ほんとになんでも与えていました。
ハンバーグやチョコレートなど、思い出すと冷や汗が出そうな物も、平気で
食べさせていたんです（よく、大事に至らなかったと思います）。
ようかんも好きだし、七味唐辛子も平気で（←これわ、いたずらしたので、
こらしめようとしたのですが、なんの効果もなかった＞笑）、お菓子も
甘いの辛いの関係なく与えていました。

友達が遊びに来たときのこと。
わにと遊んでくれると云うので、ごほうび用にこ○ぶっこを渡しました。
ところが、この友達が、「犬の体に人間のお菓子は良くない」から、「自分は
心を鬼にしてもやらないのがポリシー」と云い、おすわりや伏せをしたり、
しっぽを振ったり、懸命にアピールするわにに見せびらかすように、全部、
食べてしまったのです。
「もうないよ」
あっさり云って、空になった袋を目の前で、逆さにして振られたときの
わにの唖然とした表情は今でも忘れられません（あんな表情は、後にも先にも
見たことがありません。まぢで、びっくりしてました）。
いや、そりゃ、たくさんやればまずいかもしれないけど、ちょとごほうびで
２〜３粒くらいならいいんぢゃないかと思うんですけど。
何より、飼い主が「ごほうび用」だと云って渡してるんですけど。

それからしばらくして、またその友達が遊びに来たときに、「ごほうびには
これがふさわしいんだ」と云って、犬用のビスケット（普段、うちが与えて
いるのは人間用＞笑）を持ってきてくれたのですが、見向きもしなかったです。
くびをかいてもらっても殆どしっぽを振らないし、云われれば、渋々と云った
感じでお座りや伏せをしますけど、ほんとにいやそうでした。
友達は、わにの頭には、「こつぶっ○をくれなかった人」として、しっかり
記憶されてしまったんですね。