今はもうお星さまになった猫ですが、我が家でも猫と犬が同居していました。
マウンティングしますよね、しょっちゅう。
犬同士のマウンティングは順位確認の意味合いが強いけれど、
犬が猫に乗るのは多くは「遊ぼうよ」であって、
ときどき「性的」なものが込められるようでした。
猫の仕草や動きは同居犬にとってとても魅力的です。
顔を洗っていた猫がふとその動きを止めて、じっと目を合わせてきたりしますよね。
そういうのって犬にとっては「ん?　遊ぶ?　よし、遊ぼう」っていう
シグナルに受け取るようなんです。
また、猫は仲良しの犬にそっと近づいていきますよね。
それも犬にとっては「忍び寄り」から始まるプロレスごっこ開始の合図に受け取るようです。
遊んでいるとどうしても体の小さい猫の上に犬が乗るような形になる。
結果、その姿勢がマウンティングのように見えたり、
マウンティングの動作を誘うきっかけになったりするのだと思います。
マウンティングされた猫が身をくねらせて逃げようとすると、
それを犬は性的な動作と間違えることがあるようです。

我が家は常に犬が8〜10匹いる多頭飼いですが、
そんななかで猫1匹、いつも楽しく仲良く暮らしていました。

けれど、皆さん、仲がよすぎることは時として不幸を招きます。
うちの猫は楽しい追いかけっこが激しい追いかけっこになった結果、
心臓麻痺で命を落としました。
犬と猫の体力、持久力は明らかに違います。
全速力を長く続けることは猫には限界がありました。
悲しいことでしたが、犬のおっぱいを飲んで育ち、
自分を犬だと思っていた猫にとっては楽しさの絶頂の中での死でしたから、
飼い主の私はそれを本望と思ってやらなければなりません。

猫と犬が同居している皆さん、
体力や体格の違いを留意して、見守ってあげてくださいね。