獣医師ではありませんがご参考まで。

中か外か。断然中がお勧めです。イヌ飼うのはイヌと触れ合うためですよね。中にいれば、人が意識しなくてもなんやかやと声を掛けたり、触れ合いが増えます。帰宅時だけ中、だと、どうしてもイヌの汚れやにおいが気になって冷たくしがちになり、結局繋ぎっぱなし・・・ということになりがちです。ちょうどイヌに合う庭、の話題が出ていますが、人不在時は内外行き来自由、帰宅後は中、はかなりいい感じと思います。鎖代だけで済む繋ぎ飼いに比べて庭をちゃんとした柵で囲ったり、防犯上問題のないドッグドアをつけたりはお金はかかりますが、それでもなお、繋ぐことはお勧めしません。健康上・行動上の問題が生じがちですし、長い目でみれば、イヌにとってもヒトにとっても繋がないことは大いにメリットありますから。
初めて飼う時には、実は成犬のほうが良いかもしれません。性格も安定していますし、むやみないたずらもしませんから、お互いの暮らしかたの妥協点を見いだしやすくなります。懐かない心配はご無用と思います。昔の日本犬ではないのですから。

多頭飼いの利点はヒトもイヌも楽しいこと、イヌが退屈しないこと（退屈による問題行動が起こりにくいこと）などでしょう。
欠点はまずお金や手間がかかること。
懐かない心配はまず要りません。むしろ、極度な飼い主依存が減少するという利点といえます。無駄吠えは・・・それが本当に無駄吠えなのか、それとも、外の物音などに反応している、吠えて当然！　なのかにもよりますが・・・。退屈によっての無駄吠えはむしろ減るかもしれません。何かの刺激による場合、２頭で競うように吠えるようになることも在り得ますが、他方、まるで当番が決っているかのように一頭だけが吠えることもあります。
総じて、イヌ好きにとっては多頭飼いのほうが楽しいものですが、ご家族内がぎくしゃくしてはなんにもなりません。無理して迎え入れると、後に何か問題が生じた時にこじれかねませんし、イヌにとばっちりがいったりもするでしょうから。説得より納得が大切となるケースではないかと思います。