獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200112-52

追加です
投稿日 2001年11月25日(日)13時28分 Suzuka

こちらの権利を認めてもらうためには、こちらの主張ばかりを言っていても
ダメだと思うのですよ。
たとえば、よく思うことなのですが、
『この子(犬や猫など)は私達にとっては家族同然なんです』
という主張です。
たしかに『私達』にとってはそうなのでしょうが、動物嫌いの人からすれば
『だからなんなの? 私達からみたらただの汚らしい生き物よ』
ということなのですから、まったく相手のことを思い遣っていない自分本位
な理由です。
動物の排除を主張する人にとっても、共存することで何らかの利益がある事
を示さなければ、権利の拡張はできないと思います。

公園にしても
『犬の散歩を認めてくれたら、毎日曜日には地域の犬の飼い主が交代で公園
清掃します』
という署名/誓約書をもって交渉にのぞむのと、
『犬を飼っていない人にも犬とふれあう機会をつくってあげられる』
『欧米ではこんなことはない。日本は時代遅れだ。』
というような限られた人にしか支持されない主張でのぞむのとでは、相手の
印象もずいぶんと違ってくると思うのですよ。

ドッグランは、今の日本では、犬を社会から隔離するための檻になる危険性
を秘めている両刃の剣だと思います。
うまく定着するか、ただの贅沢な檻になるかは、私達、犬の飼い主の心構え
ひとつだと思います。
犬との共存を望まない人の気持ちをいかに思い遣れるか・・・
そして、そのためにどのような行動をとれるか、お互いにがんばっていきま
しょう。


◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。