イヌ掲示板過去発言No.1100-200204-121
Re:服 |
投稿日 2002年4月28日(日)07時22分 パールちゃん
犬に服を着せるのは流行だからです。見た目がかわいくなるからです。 全身に毛がある犬はそもそも服を必要としていません。 ヘヤレスドッグという系統の犬だけは、 毛がないので耐寒のために服を着せたほうがいい場合があるかもしれませんが、 それ以外の服を着せられている犬はおしゃれのためです。 雨の日の散歩のときに犬を濡らさない・汚さないためのレインコートがあります。 これはおしゃれというよりは実用的なものですね。 老犬になって寒がりになったときの服も実用的なものですね。 盲導犬などが公共の施設に出入りしたり乗り物に乗ったりするときは、 抜け毛飛散防止のために服を着せることがあります。 これは抜け毛によってほかの人の迷惑とならないよう、不快感を与えないよう、 盲導犬を使用する人がしてくれている心づかいです。 そうとは知らずにおしゃれのための服だと誤解して、 「あら、服なんか着せちゃって」と思う人が多いそうです。 純血種犬は犬種ごとに出身地の気候に合った体格と被毛をもっています。 パピヨンは室内犬として作り出された犬なので、極暑極寒は苦手ですが 日本の気候で、人間が普通に暮せる室内なら特に心配するほどの暑さ対策・寒さ対策は必要ありません。 チワワは寒暖の差の大きいメキシコ出身なので、思った以上に暑さ寒さには強い犬種です。 人間が耐えられないような暑さ寒さなら別ですが、 犬のために特別に何か対策をしなきゃならないということはありません。 冬は毛布1枚、夏はハーハーせずに眠れる環境があれば大丈夫です。 過保護にすると軟弱で病気になりやすい体質になってしまいます。 冬、犬は体温が逃げてしまう足先と鼻先を毛の中に埋めて丸くなって寝ます。 夏、ハーハーして呼気で体温を逃がしてから、体を伸ばして寝ます。 犬を飼うときは、気温室温の高低よりも、湿度の高さや風通しの悪さに注意が必要です。 じめじめした空気がよどんでいるのや、冷たい風がビュービュー吹きこむのが犬は嫌いです。 |
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