獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200205-40

Re:Re:フィラリア症予防薬について
投稿日 2002年5月10日(金)23時10分 パールちゃん

下の下に書いたことに誤解があるといけないので補足しまーす。

> 科学的には、犬が蚊に刺されてから90〜120日後の間に予防薬を投与すればいいので、

これは理論的にはそうだという意味で書きました。間違えないでね。
フィラリア予防のためには毎月飲ませる薬or6ヶ月に一度の注射は
きちんきちんとしましょー > 犬飼いのみなさん

それと、りんママさんから補足事項をいただいたので付け加えます。
フィラリア予防薬には薬剤成分別に数種があって、
フィラリアだけに効くもの、おなかの虫にも同時に効くもの、ノミにも同時に効くものなどがあります。
事前の血液検査の必要性はどの薬剤成分のフィラリア薬を投与するのかによっても違うし、
血液検査ではなく抗原検査じゃないと状態がわからない犬もいます。
コリー系犬種は薬の副作用が出やすいといわれていますので獣医さんとよく相談してくださいね。
昔は牛豚用のフィラリア予防薬を犬に飲ませていたといいます。
これは毎日与えるタイプで、シロップのような液体のものです。
犬にこれを使うとショック死する事例が多く、現在では犬には使わないことが前提となっています。

フィラリア(犬糸状虫)という虫の生態、それを媒介する蚊とフィラリアの関係、
犬の体内で起こることの不思議などなど、フィラリアってすごく複雑です。
でも、むやみにおそれることはありません。
ちゃんと薬を与えればフィラリアは完璧に予防できますからね。

◆獣医師広報板サポーター◆
獣医師広報板は多くのサポーターによって支えられています。
以下のバナーはサポーターの皆さんのもので、口数に応じてランダムに表示されています。

サポーター:新日本カレンダー株式会社ペピイ事業部様のリンクバナー

サポーター:ペットコミュニケーションズ株式会社様のリンクバナー

サポーター:ペット用品通販Gズ\ィエ.COM有のリンクグオー

サポーター:日本ベェツ・グループ 三鷹獣医科グループ&新座獣医科グループ 小宮山典寛様のリンクバナー

あなたも獣医師広報板のサポーターになりませんか。
詳しくはサポーター募集をご覧ください。

◆獣医師広報板メニュー
獣医師広報板は、町の犬猫病院の獣医師(主宰者)が「獣医師に広報する」「獣医師が広報する」
ことを主たる目的として1997年に開設したウェブサイトです。(履歴)
サポーター広告主の方々から資金応援を受け(決算報告)、趣旨に賛同する人たちがボランティア
スタッフとなって運営に参加し(スタッフ名簿)、動物に関わる皆さんに利用され(ページビュー統計)
多くの人々に支えられています。

獣医師広報板へのリンクサポーター募集ボランティアスタッフ募集プライバシーポリシー

獣医師広報板の最新更新情報をTwitterでお知らせしております。

Copyright(C) 1997-2024 獣医師広報板(R) ALL Rights Reserved
許可なく転載を禁じます。
「獣医師広報板」は商標登録(4476083号)されています。