たちうおさん、こんにちは♪

メス犬の性周期は約半年に1回とされていますが、
この半年に1回っていうのは性ホルモンの乱れや年齢などによって大きく変動します。
(うちには2ヶ月に一度発情するホルモン乱れ子がいます)
生理も個体差があり、目で確認できる出血が少ない子や、自分ですぐ舐め取ってしまうことで
飼い主が生理に気づかないことも多いです。
出血の有無だけで生理と判断するのは非常にむずかしいです。
また、発情期には陰部がふくらんで柔らかくなりますが、これにも個体差があり、
陰部を見ただけで発情を識別するのはむずかしいです。
つまり、いつ発情しているのか確定できないことを前提とすると、
避妊手術を受けさせていないメス犬は、年間通じてオス犬には近づけないほうがいい、ということになります。
ホント、あっという間に交尾に至っちゃいます。
遊ばせておいて、そんな態勢になりそうならすぐ引き離せばいいと思いがちですが、
間に合わない場面が多々あります。
交尾を切望しているのに、交尾しないように遊ばせておくのも酷なことかもしれません。

さて、桃ちゃんですが、はっきりと出血があったあと、
出血の色が薄くなってきたり、透明な液体になってきた段階ですか?
だとしたら、今まさに「コーギーくん、さぁ、どうぞ！」状態のピークです。
交尾と受胎の最適期です。
しばらくはコーギーくんに会わせないほうが桃ちゃんの心身にとっていいと思います。

> 人間の場合、生理後に排卵がおこりますが、犬の場合はどうなのでしょうか。

ヒトもイヌも生理前排卵です。
人間は性周期が短いので、日にちの感覚からは生理の前なんだか後なんだかゴッチャになりますが、
体の仕組みからいうと生理前排卵です。
排卵して、受胎準備して、受胎しなかったら、生理で終わる、それがひとつの性周期。
群れとして生きる動物はいつでも交尾のチャンスがありますから、まず体のほうが準備をするわけです。
でも、単独生活をするネコ科動物はいつでもオスに出会えるとはかぎりませんから、
少ないチャンスを確実にものにするため、交尾したあとに排卵して受胎する交尾後排卵です。

> 生理期間以外の妊娠の可能性はないのでしょうか？

発情期間が見極められない以上、妊娠の可能性は不定期に渡るといえます。
また、妊娠〜出産を経験させないと、動物の本能として種を保存する欲望に拍車がかかります。
その結果、性周期が早まったり、常に受胎準備をしたりして、卵巣や子宮に負担をかけてしまいます。

交尾せずに異性と遊ぶっていうのは異常なことなんですよ、動物は。