イヌ掲示板過去発言No.1100-200208-78
ごんたさんへ |
投稿日 2002年8月29日(木)13時12分 パールちゃん
犬飼いのパールです。 よその犬に吠えるのは問題行動ではありませんよ。 犬としてとても普通のことです。 ごんくんは1歳半のオスですよね? 吠えたり攻撃しようとしたりは、その年齢のオス犬としては当然のことです。 自分の縄張りである家の近くや散歩コースによその犬がいるのがいやなのです。 そんなとき、リードをガッと引いて叱るのは逆効果です。 それは「ごん、いいぞっ、もっと吠えろっ」とけしかけているのと同じですから。 ごんたさんが騒いだり困ったりすればするほど、ごんくんは「がんばってあいつを追い出さなきゃ」っていう気になります。 散歩中に吠えるのを止めさせたかったら、よその犬に会わないようにするのがいちばんです。 吠える場面を与えないようにするわけです。 よその犬を避けてこそこそと散歩をするようなものですが、ライバル犬への攻撃欲を抑えるにはそれがいちばんです。 もし出会ってしまったら、くるりと背を向けて反対方向へ歩きます。 そして犬の姿が見えないように早めに道の角を曲がります。 これはごんくんを負け犬状態にしてしまうことですが、 ボスであるごんたさんが「あいつと戦わなくていいんだよ」と教えることで、 「ボスがあいつの存在を許しているんなら、ま、いいか」になります。 ボスであるごんたさんは毅然として、ごんくんにしていいこととしなくていいことを態度で教える必要があります。 訓練士さんはこれらのコツを伝授してくれます。 でも、ごんたさんが散歩をゆううつに思ったり、ごんくんの気持ちを理解しなかったら、 いくら専門家の指導を受けても根本的な問題は解決しないと思います。 散歩を楽しみ、ごんくんとリードを介して心をひとつにすることが大切です。 散歩はただ運動と排泄のためのものではありません。 飼い主と犬がいちばん密度の濃い時間を共有するのが散歩なんです。 |
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