犬飼いのパールです。

ゆうさんへ。
うちに前にいた子はお散歩のときすごく地面に鼻をつけてクンクンする子だったので、
アスファルトでこすることが多くてやはりすりむけ傷を鼻にこしらえていました。
地面の匂いを嗅ぐのは犬の習性として普通のことですが、
もしかするとうちのその子やユウくんはちょっと嗅覚がにぶい子なのかもしれません。
うちの子はふだんの生活に支障はないけれど鼻カタル気味でした。
だから、鼻が悪いせいで、匂いをよく嗅ごうとして鼻を地面にくっつけすぎていたのだと思います。
血が出たら舐めて止血しますし、傷が痛かったら地面に鼻をくっつけるのは自分からやめると思います。
鼻の表面自体は傷の再生力が高いのですぐに治ると思いますが、
何度も傷をつけるようなら嗅覚や鼻内部の病気などを疑う必要があるかもしれません。
急に心配するようなことはありませんが、鼻をよく観察してあげてください。

チビ丸さんへ。
上にも書きましたが、犬が地面をクンクン嗅ぐのはごく普通のことです。
ましてタロくんはビーグル。
ビーグルは地面の匂いを嗅いでウサギやキツネを追うために作り出された猟犬ですから、
匂いを嗅ぐのがお仕事です。
タロくんにはビーグルの濃い〜血が流れているんですね。
とってもビーグルらしいビーグルといえます。
だから、地面の匂いを嗅ぐなというのはむずかしいかもしれませんが、
拾い食いはやめさせたほうがいいですね。
食べてしまいそうなものは犬より先に人間が見つけること。
そのためには目配りをしながら散歩をさせなければならないので、
人間も散歩に集中しないといけません。
一定の速度を保って歩くときは鼻を地面につけさせないようにリードを引っぱり気味にして、
必ず前を見させて歩く訓練をしてもいいと思います。
何か口に入れそうになったら瞬時に「いけないっ！」と叱り、口をこじあけて出させます。
これはわざとそういう場を作って何度かやってみると、食べちゃいけないんだと理解します。
落ちているものは食べちゃいけない、食べていいのは人の手から直接もらうものと
器に入れて差し出されたものだけなんだということを覚えさせてくださいね。