獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200212-45

ルシママさんへ
投稿日 2002年12月3日(火)21時43分 パールちゃん

脂肪腫は悪性腫瘍の確率は低いとされていますし、
皮膚表面にできたものは生活に支障がない大きさなら取らないことが多いと聞きます。
患部を観察するのは、目で見て手でさわって脂肪腫の変化を知ったほうがいいからです。
前回も書きましたが、急に大きくなっていないか、さわった感触に変化はないかなど。
少しでも変化があったら獣医さんへ、ということです。

うちの紀州犬もどきのダイちゃんは背中の真ん中に脂肪腫がひとつできました。
気付いたときはさわった感じがアズキ一粒くらいの大きさで、
その後パチンコ玉くらいの大きさくらいになりました。
脊髄にも近いことから試験切除を見送っていましたが、
やがて少しずつ小さくなり、さわった感じもだんだん固くなり、
ある日ニキビの芯が取れるようにポコッと白い脂肪の塊が出て、
すっかりきれいに治ってしまいました。
脂肪腫は多発・再発することが多いそうで、その後うちのダイには米粒大のがときどきできますが、
どれもいつのまにか消えてなくなっています。

甲状腺の検査はいきなり切ったりはせず血液検査から始めるでしょうから、
獣医さんから検査を奨められたのなら受けてみてはいかがですか。
その結果何がわかるのか、何かがわかったとしてどうなるのかを
ちゃんと聞いてから検査を受けるといいと思いますよ。

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