獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200212-48

しまさんへ & ダックスさんへ
投稿日 2002年12月4日(水)02時12分 パールちゃん

しまさんへ。
以前ペットシーツを破って叱られた記憶があるために、
叱られたくてまたそんなことをしているのだともいえます。
「叱られる」ということは犬にとって、悲しいとかイヤとかだけじゃなく、
人間との強い絆を感じることでもあるのよね。
叱られるとき犬は「ああ、真剣にボクのこと思ってくれてる」と感じます。
だから、「早く帰ってきて」=「人間恋しい」=「叱られたい」で、
わざとペットシーツを破るのかもしれませんよ。
散らかすのをやめさせたかったらペットシーツのことなどどうでもいいよという態度を取ってください。
「あ、またやったね」とか「まったく、もう」という顔をせず、
犬が見ていないときに散らかしたものをサッと片付けてください。
そうすれば犬は、そんなことをしてもなんの意味もないことを学習します。
おとなしく留守番している対策なんてないのです。
危険なことじゃなかったら何をしたっていいんじゃないかな?
だって彼はたまらなく退屈でものすごくさみしいはず、、、。
「あ、またペットシーツを破ったね」じゃなくて、
「ただいま、いい子だね、ちゃんとお留守番してたね」を帰宅の挨拶にしてあげてね。

ダックスさんへ。
関節の弱さをカバーするためにその周辺の筋力をアップするといいと思います。
でも関節がどんな状態なのかによって適切な運動量が違ってきますから、
ワンちゃんを診ている獣医さんに運動療法を指導してもらうといいと思います。
歩かせたほうがいい場合とあまり歩かせないほうがいい場合とがありますし、
歩く時間や速度が関節の負担にならないようにしなければなりません。
関節に荷重がかからないように体重をコントロールすることも考えたほうがいいですね。

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