美談あるいは注意を引きそうな出来事があれば、棄てられたという表現を使われる事も多い気がします。
実際の所は、迷子なのか棄てられた子なのかは判りません。
棄てるのに首輪をしたままと言うのも不自然だと感じておりますので、私も、この子は棄てられたのではなく、
迷子になって成長した子ではないかと思います。

さて、首輪についてですが、ご心配はごもっともです。
獣医師広報板の迷子保護掲示板には、ご存じの通り毎日たくさんの投稿があります。
そのほとんどの子は、迷子札が付いていれば飼い主さんへ連絡が出来る子でもあります。
ふとした油断から迷子にさせてしまった飼い主さんの後悔は計り知れない物があります。
家の場合は、生後２ヵ月から首輪に住所連絡先を名前ペンで書き込み迷子札をして付けておりました。
生後半年からは、迷子札を着用し、散歩の時のハーネスには、狂犬病接種済みの鑑札をつけております。

根本的な問題は首輪ではなく迷子札（鑑札）をしているか否かではないでしょうか？
首輪をしていても、迷子札があれば、保護をされた場合に飼い主さんの元に帰ることが出来ます。
しかし、首輪だけだと犬は家に帰りたくても住所も連絡先も言うことが出来ません。
我が子の安全を守る為にも、犬猫には迷子札など連絡先が判るようにすべきではないのでしょうか？