イヌ掲示板過去発言No.1100-200302-64
Re:♂犬のことなんですがの田中さんへ |
投稿日 2003年2月14日(金)10時30分 りんママ
獣医師ではありませんが 停留睾丸(潜在睾丸、潜伏睾丸、停留精巣、陰嚢などと称します)の場合には、 若齢での精巣腫瘍の発生率が高くなりますので、病気の予防の為に、去勢手術を勧められる場合が多いです。 また、停留睾丸(片側)のイヌは、繁殖には用いない事とされております。 精巣腫瘍について、ご参考までですが。 精巣腫瘍は中年以降に発生する雄犬の病気の中で、2番目に多い腫瘍です。 セルトリ細胞腫、精上皮腫(セミノーマ)、間質細胞腫が最もよく認められます。 これは、全腫瘍の発生の中でも5〜10%を占めるといわれてます。 また右側が左側より発生率が高くなっているようです。 停留睾丸のイヌの精巣腫瘍発生について、モーガン小動物臨床ハンドブックでは、 【停留睾丸の犬の下降しなかった睾丸に腫瘍が発生する危険性は、正常な睾丸の発生より13.6倍高くなる】とあります。 一般的な去勢手術と違い、雌の避妊(不妊)手術と同様に開腹手術となりますので、 獣医さんとよくご相談をされると良いと思います。 |
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