食糞しないようにとティンクさんが必死になっているのがワンコはうれしいんだと思います。
「いちばんワタシのことを考えてくれるのはウンちゃんのことだわ」、
ワンコはそう思っているみたいです。
すごく頭のいい子ですよ。
ウンをする、食べようとする、やめさせようとする、うなる、吠える、噛みつこうとする、
これら一連の動作が犬にとっては遊びの一環になっているのかもしれませんね。
ウンちゃんの取り合いごっこが飼い主と真剣に遊べるひとときになっているように思えます。
なぜこんなにウンちゃんに執着するのか、、、
仔犬時代にウンちゃんによってさみしさをまぎらわせていたからでしょうか。
ウンちゃんがお友だちだった、、、ってちょっと悲しいですけどね。
すごく頭がいいし、すごくナイーブな子なんだと思います。
1日に3回お散歩に行くってことは、もう長時間のお留守番はしなくてもよくなったんですか?

食糞はね、無理に治そうとしなくていいですよ。
しそうになったときにリードをつけて引っ張ったり、した瞬間に取ろうとしたりすると、
犬はますますはりきって食べようとするので逆効果です。
食べたいなら食べなさいくらいの気持ちで何も言わず何もせず静観していたほうがいいです。
その代わり！(ここからが大切)人間ってすごいなーと思わせる機会や人間が主導権をもつ機会をたくさん経験させてあげてください。
外に行くと恐いことや見慣れないものに出会いますが、「大丈夫だよ、さあ行こう」と人間は堂々と歩いてください。
「雨がなんだ、お散歩に行くよ、濡れたって汚れたってへっちゃらさ、
キミはアナグマと戦う犬でしょ? 雨を嫌がってどうする? さあ行こう」
「帰ったらちゃんと拭くの、拭くあいだはじっとするの、わかる? はい、OK」
食べる・寝る・遊ぶ・散歩、いろんな機会にいろんな主導権を見せる場面があります。
名を呼ぶ、来る、誉める、これがいちばん主と従の基本ですよ。

食糞をするのはなにも特別な問題児ではありません。
さみしがりやでいつまでも仔犬でいたい甘えんぼさんなんです。
親がオロオロすると子はますます不安になります。
元気ならそれでいい・・・そのくらいのおおらかな気持ちになってみてください。