獣医師広報板ニュース

イヌ掲示板過去発言No.1100-200304-52

Re:教えて下さい。
投稿日 2003年4月18日(金)10時01分 りんママ

犬飼いです。ご参考まで

成犬の場合、腸炎型で急性の場合でない場合は他の消化器疾患と同じ症状がでています。
飼い主さんがパルボ感染を疑われる症状があるのでしたら、獣医さんへその旨を必ず伝えて診断をお願いして下さい。
普段の犬の状態を一番知っているのは、獣医さんではなく飼い主さんなのですから。

イヌパルボウイルス感染症ですが、仔犬、成犬そして犬種の区別無く罹ります。
【感染経路】 
 口や鼻からウイルスが入ると考えられております。腸炎型の場合は、糞便中に排泄された大量のウイルスによって汚染されたケージや周辺器物あるいは感染犬と接触した人の手指や衣類などに付着したウイルスから感染します。ウイルスは徹底した入念な消毒をしない限り死滅しない感染力の強いウイルスです。

【症状と診断】 
 「腸炎型」・・・一般的な経過としては食欲減退、発熱、嘔吐、ついで下痢になります。
症状が重い場合は血便となり、同時に脱水症状が進行します。
症状が各種消化器疾患に共通ですので、『急性の嘔吐、下痢、衰弱を示した場合は』、獣医さんは疑うと思います。血液検査での特徴は白血球の減少が認められます。

「心筋炎型」・・・ 3〜12週齢の仔犬に発症し、死亡率も高い病気です。急性の場合は、虚脱、呼吸困難で多くの場合2日以内に死亡。ほとんどの場合は、6ヵ月以内に心不全で死亡します。
仔犬の場合では、同腹の仔の感染にも注意が必要です。


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