イヌ掲示板過去発言No.1100-200306-134
Re:生後4ヶ月の子犬のあつかいについて |
投稿日 2003年6月25日(水)13時22分 パールちゃん
コロスケ父ちゃんへ。 生後4ヶ月といえどもちゃんと体内時計をもっているんですよね。 それは、空の明るさだとか、近所の家の目覚まし時計の音だとか、新聞屋さんの通る音だとか、 外界の気配と関連付けをして体内時計が発達していくのだと思いますが、 その正確さには驚かされます。 うちの犬はサマータイムとウィンタータイムを使い分けますよ。 夕方の散歩の催促、夏は6時、冬は4時です(苦笑) さて、散歩の時間をもう少し遅らせるには、鳴いても無視して待たせる練習をしたほうがいいと思います。 いきなり1時間待たせるのではなく、15分待たせるのを1週間、さらに15分待たせるのを1週間というふうに段階を踏んで。 鳴いてもだめなんだ、主導権は父ちゃんにあるんだということを覚えさせる訓練にもなります。 これまでは鳴いたら父ちゃんがきてくれていたので、最初はクンクンワンワン鳴くかもしれません。 でも、そこで負けてしまってはいけません。 鳴いているあいだは行かないように。鳴きやんだときに顔を出してください。 ご近所には起床時間変更の練習中ですとご挨拶しておくといいですね。 ウンとシーの場所変更も時間をかけて根気よくやってください。 ボックスでするのをいきなり否定するのではなく、 ボックスでしてもいいけど外でもしようね、の方向にもっていきます。 ボックスにしたときは無言・無表情でさりげなくササッとかたづけてください。 外でする練習は、したいときを見計らって連れ出すのがコツです。 起床後や食後がしたいとき≠ナすから、そういうときにタイミングよく連れ出してみてください。 外でできたら思いきり誉めてあげてください。 オス犬ならオトナになるにつれ外ですることを優先するようになります。 基本は外だけどいざとなったらボックスでしてもいいんだという習慣はできれば残しておいたほうがいいと思います。 そのほうがいずれ足腰が衰えたときや万が一の入院のとき、長時間の留守番のときなど、 排泄を我慢する苦痛を味あわせなくて済みますから。 とても物覚えのいい賢いわんちゃんだと思います。 これまで一生懸命覚えたことを人間の都合で替えてもらうのですから、 根気よく、けして叱らず、やさしく教えてあげてくださいね。 |
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