十夢のパパさんへ。
ご不幸が続いたのですね。お悔やみ申し上げます。

十夢くんがアレルギーかもしれないというのは、
鼻がビショビショする症状だけで獣医さんは判断されたのでしょうか?
今でもずっと鼻ビショビショは続いていますか?
それは単に鼻が濡れているという程度ではなく、
鼻の穴をふさぐほどの鼻水がずっと出ているとか、
いつもひっきりなしに鼻水をポタポタ垂らしているような状態ですか?
鼻水で鼻が詰まって常に口で呼吸しなければならなかったりしたら困りますが、
とりあえず鼻呼吸はでき、ときおりブシュッとくしゃみで鼻水を飛ばすくらいなら、
そう深刻ではないと思います。
人間でいうと軽いアレルギー性鼻炎の体質ってところでしょうか。
このくらいなら体質なんだと割り切って普通に生活できます。
ちなみに、念のためにですが、
十夢くんの回りに、揮発して呼吸器系に悪影響を与えるような化学物質がないかチェックしてみてください。
最近よく言われるシックハウス症候群のような問題が鼻ビショビショを誘発していることも考えられます。
ペンキやニスなどの塗料、化学繊維の敷物、掃除に使う洗剤類など、
思わぬものが体調不良の原因だったりします。

毛の艶のことは外からではなく内から対処したほうがいいと思います。
皮膚病を治療する薬浴ならいざ知らず、毛に艶を出すためにシャンプーを繰り返すのは得策とは思えません。
ましてシャンプーにストレスを感じる子ならなおさら。
鶏のササミを続けたり(続けていますか?)、3日に1個生卵を与えたりして、
良質なタンパク質とビタミンEを補給して毛艶の改善をしてみてください。
豚毛のブラシでやさしくブラッシングしてあげるのも毛艶のために効果があります。

無駄吠えのことですが、いつも私は「犬は無駄に吠えているのではない」とここに書いています。
言いたいことがあるから、伝えたいことがあるから、わかってほしいから、
犬は吠えます。
「何も言うな。黙って飼われていろ」と思う人はバークコントロールで犬を黙らせておけばいいと思います。
電気ショックや周波数ショック、嫌な匂いの出るバークコントロールの力を借りれば、
犬は��生きているぬいぐるみ�≠ﾉなりますので人間にとってはとても好都合です。
、、、ああ、もう皮肉はやめましょう。
器具を使って犬を黙らせるのはやめてください。
人と気持ちを通わせたい犬を黙らせるのはやめてください。
なぜ吠えるのかを理解し、吠えなくてもいいように工夫してあげればいいんです。
さみしくて鳴くのなら、静かに待っていることを教えてあげればいい。
不安で鳴くのなら、なにも不安はないと安心させてあげればいい。
ただそれだけのことです。
犬を愛するだけではなく、犬から愛される努力をすれば、
犬は飼い主を信じていつまでも静かにじっと待ちます。
待たせることはかわいそうなことではありません。
犬は大好きな人を待つことを苦痛ではなく喜びにできる動物です。