昨日私が「犬は一匹でもさみしくない」と書いたのはちょっと言葉が足りませんでしたので補足しますね。

イヌは群れを作って生きる動物ですから、自分以外の誰かとの結びつきをとても大切にします。
その誰かというのは飼い主だけでも充分なのです。
たとえ昼間ずっと1匹で留守番をさせられるとしても、
大好きな人の帰りを待つということは犬にとってこのうえない喜びなのです。
1匹で留守番なんてさみしいだろうなと思ってしまうのは犬に対する誤解なのです。
飼い主と強く心の結びつきがあれば犬はさみしくなんかない、これが大前提です。
そのうえで、2匹以上の犬の同居を考えてください。
気の合う犬同士なら吉ですが、気が合わない犬同士なら凶です。
でも、犬にとってはストレスになる凶の関係でも、考えようによっては良くも悪くも心身の刺激になります。
あ〜、退屈だな〜、でものんびりできてこんな生活もいいな〜と1匹だけで思うか、
あ〜、あいつは頭にくるけど、退屈しないことだけはたしかだな〜と多頭飼いになって思うか、
どう思うかは犬1匹1匹でそれぞれ違うので、ひとくくりに多頭飼いは��良い・良くない�≠ﾆはいえません。
犬自身が多頭飼いをどう思うかは、性格・社会度・活発さ・年齢・性別・飼い主への依存度によって千差万別です。
仲間が増えてうれしいなと思う犬もいれば、なんであんなやつ家に入れたんだよとふてくされる犬もいます。
やってみなけりゃどうなるかわからないのが多頭飼いです。

犬同士がじゃれあうのを見る楽しさもあれば、喧嘩が絶えない大変さを味わうこともあります。
1匹だけで飼うより100倍楽しく、1000倍大変、これが多頭飼いをしている私の実感です。