ウンチを食べてしまうのは仔犬にはよくあることです。
おなかに虫がいるからとか、ゴハンが足りないからとか、栄養が足りないからとか、
理由はいろいろ言われますが、家庭で大切にされている仔犬がゴハン不足や栄養不足ということはまずありません。
おなかの虫対策はワクチン接種のときに検便などをして対処できます。
それよりも食糞をするようになってしまう原因は、間違ったトイレのしつけです。
トイレの失敗のことで叱ったり、困った素振りを見せてしまうと、
犬は叱られた原因であるウンチを隠そうとします。
隠すには、口に入れて飲み込んでしまうのがいちばんです。つまり食糞。
ウンチを食べちゃっても、トイレを失敗してもぜったいに叱らないでください。
排泄関連のことは誉められるのが100で叱られるのは0にしてあげてください。

ベビーミルクは仔犬フードにパラッとかけてあげるくらいの量なら与えすぎにはなりません。
ただし、総合栄養食の仔犬フードをあげているならそこにカルシウムはちゃんと含まれていますから、
今あるベビーミルクを使い切ったらもうあげる必要はありません。
あと、カルシウムはただ与えるだけでは骨の強化にはなりません。
ビタミンD(総合栄養食なら含まれている)と組み合わさって、日光浴をすることで初めて骨の強化になります。
骨のための日光浴は1日最低20分ほどでも充分です。
フレンチブルさんのような骨太小型犬はクル病予防のために骨や関節をしっかり作ってあげることが必要なので、
お散歩や窓辺のお昼寝などで日光浴を心がけてくださいね。