イヌ掲示板過去発言No.1100-200403-135
RUNAさんへ |
投稿日 2004年3月30日(火)05時24分 投稿者 パールちゃん
犬には生理はありません。それは発情といいます。 だいたい生後6〜8ヶ月くらいのときに初めての発情があります。 大型犬だとそれよりちょっと遅いことがあります。 以降、約半年毎(実際は7〜9ヶ月毎くらいが多い)に発情を繰り返し、 10歳を過ぎて生殖能力が落ちてくると発情間隔が乱れて人間でいう閉経の状態になります。 発情のとき、生理のような出血が必ずあるわけではありません。 まったく出血がない場合もありますし、あってもごく少量の出血とか、 すぐに自分で舐めてしまって飼い主が出血に気づかないこともよくあります。 が、多くは、透明なおりものが出る→少し血が混じってピンク色のおりものになる→ はっきり血の色になる→陰部が柔らかく大きくなりながら出血が続く→ 陰部は腫れたまま血が減ってピンク色のおりものになる→何も出ないがまだ陰部は腫れている→ 陰部の腫れがなくなって元に戻る、こういう一連の経過が一般的な発情≠ナす。 発情期間は短い子で約1週間、長い子で約1ヶ月と個体によってばらつきがありますが平均すると2〜3週間です。 この期間中、最も受胎しやすいのは、陰部は腫れたまま血が減ってピンク色のおりものになるころです。 避妊手術は、積極的に子を産ませないならしないよりはしたほうがいいです。 発情しても交尾・妊娠できないのは犬の心身に大きなストレスになりますし、 将来病気になるかもしれない部分(子宮・卵巣)は取ってしまうことが病気の予防になります。 性ホルモンの関係で避妊手術をすると太りやすい体質になりますがそれも個体差があり、 まったく太らない子もいればダイエットを心がけているのに太ってしまう子もいます。 ホルモンの関係以外に、避妊手術をしたことをかわいそうだと飼い主が思い、 甘やかしておやつやゴハンをたくさんあげてしまうことが実際に多いので、 それも犬を太らせてしまう原因になります。 |
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