イヌ掲示板過去発言No.1100-200403-20
Re:シュナウツァーの被毛 |
投稿日 2004年3月3日(水)03時49分 投稿者 パールちゃん
アンディさんへ。 シュナウザーのトリミングには2つの選択肢があります。 ツンツンゴワゴワの針金のような毛に〝するか〟〝しないか〟です。 シュナウザーはツンツンゴワゴワの濃い色の毛が本来の姿だとされていますので、 ショーに出したり、シュナウザーをシュナウザーらしく飼うという人は針金を選びます。 柔らかな下毛を抜くと新しく生えてくる毛はより硬くより色濃くなり、 それを続けていくと針金のできあがりです。 ただし、下毛を抜くことには苦痛を伴うことがあります。 犬自身が慣れていなかったり、技術者が不慣れだったりすると痛みを与えます。 そんなことはしたくないという人は下毛はそのままでバリカンでスタイルを整えます。 下毛を抜かずにおくと、毛はフワフワで、繰り返すとだんだん色が薄くなってきます。 被毛の点からはシュナウザーらしくないシュナウザーになります。 見た目は針金の子もそうじゃない子も同じシュナカットです。 下毛を抜くか抜かないかはスタイルをどう重視するかです。 下毛を抜くことはストレスになる場合があり、 下毛を抜かないと蒸れなどによる皮膚トラブルに注意が必要というのが 健康面の違いです。 下毛を抜くのはテリア系の犬の特徴です。 テリア系は小動物と闘う猟犬です。 毛は攻撃と防御のための武器のひとつでした。 相手をひるませ、相手の牙をはねかえす硬い針金状の毛、 狭い穴の中で闘うときツンツンゴワゴワの毛は自分の身を守ってくれるものでした。 剛毛のテリアは優秀ないい猟犬とされてきました。 その歴史が現代のシュナスタイルにも受け継がれているのです。 |
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