イヌ掲示板過去発言No.1100-200403-63
ハッピーさんへ |
投稿日 2004年3月10日(水)15時02分 投稿者 パールちゃん
喧嘩になったとき私も仲裁に入りますよ。 でもそれは「喧嘩はするな!」ではなく、「もういいだろう!」の意味での仲裁です。 理由があって喧嘩をする以上、喧嘩をするなとは言いません。 するのはしかたないけど、加減をわきまえろということだけはきつく教えます。 相手が『ごめんなさい。負けました』の意思表示をしているのに攻撃を続けたときだけ、 私は噛み続けている子をブッ飛ばして引き離し、負けている子を抱き上げます。 リーダー(私)として、負けている子の味方だということを態度で示すわけです。 抱き上げた子は興奮しているので別室に連れていき、落ち着かせながら怪我のチェックをします。 そのまま別室に待たせておき、攻撃を続けた子のほうへ戻ります。 その時点で、攻撃を続けた子はすでに自分がやりすぎたということを充分にわかっています。 なぜなら、リーダーはあいつを抱っこしてあっちへ行っちゃったから。 リーダーが自分ではなくあいつ≠大切にしたのですから心理的な制裁はもう充分です。 「あんた、いくらなんでもやりすぎだよ、わかった?」と一言だけ言って、 別室の子をすぐにいっしょにさせます。 負けてかわいそう、、と隔離の時間を長引かせると、みんなのところに戻るのが困難になります。 闘ったことをなるべく早く忘れさせるのが喧嘩を引きずらないポイントです。 双方が互角にやりあったときは喧嘩後に直接的に犬を叱るようなことはしません。 リーダーとして「喧嘩は好まないよ」という態度表明だけします。 それは、犬の目を見ずに黙々と淡々と落ちた血を拭いたり飛び散った毛を片付けたりすることです。 私の全身から「まったくもうあんたたちは」っていう嘆き怒り光線がビシビシ出ているせいか、 犬たちはビビって近寄ってきません(苦笑) 本気で闘うときは首を狙います。 首をやられるのを防ぐために頭を振るので目・鼻・耳・口の回りに傷を負います。 双方が闘志満々のときは顔中心の怪我ですが、 負けて逃げようとするのを噛まれると下半身に傷を負います。 うちの負け犬No.1は肛門を噛み裂かれたことがあります(痛っ) 理由があって喧嘩をする以上、喧嘩をするなというのは無理です。 喧嘩せざるをえないなんらかのわだかまりがある以上、喧嘩は今後何度でも再発すると思います。 飼い主ができることは、 ・喧嘩は好まないよという態度を示し続けること ・喧嘩の引き金(興奮、嫉妬、過度の我慢など)になるような状況を作らないようにすること ・喧嘩をしたら「ホントにそれだけは許さん」っていうポイントだけ叱ること この3つだと思います。 な〜んて悟ったようなことを書いていますが、ほとほと喧嘩には困っています。 困ったあげく私なりに出した結論は「殺さなければいい」です。 究極の結論ですけどね。 喧嘩したい理由がある以上は喧嘩も許してやらなきゃ。 でも死なれるのはつらいから、そこまではしないでねっていう私から犬たちへのお願い、 それが「殺さなければいいよ」です。 |
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