イヌ掲示板 2004年5月19日(水)01時11分

少し誤解がありそうですね。

　アイコンタクトのミソは、イヌがヒトの目を見る、厳密にいえば、目をヒントにヒトの表情・意志、ヒトが見ている対象は何かな？　と見ることであって、目と目を合わせることではありません。

　言い換えると、イヌがヒトの意志を気にしているかどうかが問題で、その指標のひとつがアイコンタクト、というだけなのです。目を合わずに耳をぴくり、尾をちらと振る、であっても、イヌが「命令に従う用意できてます」ならいいわけです。
　本職の使役犬を考えてみてください。
　羊の群れに割って入っている牧羊犬、ヒトと目を合わせているヒマはありません。一瞬、視線が交錯する・・・ぐらいです。
　１キロ先の丘のむこうで羊の群れの裏に回り込もうとしている牧羊犬、当然ながらお互い目なんか見えません。
　
　表面上何が生じているのか？　だけでなく、その機能的な意味は何なのか？　を掘り下げて考えごらんになると、悩まなくていいところで悩むことが減りましょう。

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